本は成長と癒やしを与えてくれる

年間150冊の本を読む読書好きのブログ

問題解決方法が知りたい人にはこの一冊

【問題解決プロフェッショナル「思考と技術」】

【著者】
✏斎藤嘉則


問題解決の手順書。


マッキンゼーコンサルの著者が、惜しみなく、仕事、プライベート関係なく発生する問題、課題解決に使える手法を教えてくれる一冊。

問題解決への手順、手法とツール。
モレなく、無駄なく、説得力のある資料作りもできる雛形も有り。

問題解決の大変ありがたい教科書。

 

【主な内容のポイント】 


問題解決のための2つの思考

「ゼロベース思考」
既成の枠にとらわれない、顧客にとっての価値はなにか、求めているものはなにかを一番に考える。

 

「仮説思考」
結論の仮説、理由の仮説を立てる為、
SO WHAT?(だから何なの)を何度でも繰り返す。

変化の早い今の時代、「ベスト」を考えるよりも「ベター」を実行する。
考えるのに時間をかけ過ぎると、答えがでた頃には環境は変わってしまっている。


2つの技術
MECE(ミッシー)」
ロジックツリー作成の準備。
モレやダブリを防止する。


「ロジックツリー」
問題を抽出して、深堀し、具体的な解決策を追求する技術。
ツリーの並びをMECEを併用してモレ・ダブリをチェック。

 


【感想】
📝これは一生使えるテキスト本! この思考とツールは直ぐにでも使える。
しかし内容が実に伴うかどうかは自分次第。
 問題、課題が発生するのは仕事場だけではない。
プライベートでも発生する。
 その時その時でこの方法を使ってトレーニングを積んでいけば、精度も上がり、問題解決方法の幅も広がるだろう。

文問題解決能力はどの業種、世界でも必要とされる能力。
この能力を身につければ、必ず誰かの役にたてるはず。

 

「誰かのために、この問題解決をしようと思うのなら」。

相手が何を求めているのかを考える。自分の都合は後回し。

これまでの自分の成功体験や実績、プライドなんて相手には関係ない。

相手が抱えた問題をいかに望む形で解決するか。

それが大事だ。

 

先ずは相手の話をしっかり聞き、そこから見える可能性や問題点を抽出して、「MECE(ミッシー)」で整理する。

そこから「ロジックツリー」を活用し見える化し、どのような対策ができるのかを考えていく。

その中から、行動に移せそうな、現実的なものに絞っていき、結論を相手に提示する。

曖昧な返答は望まれない。

これらのツールを活用して導き出した結果を伝える。

やってみよう!


また、このロジックツリーは文章作成にも大きなヒントになる。

伝えたいことの整理がついて、話の大分類、中分類、詳細と構成しやすくなりそう。
モレ・ダブリをなくし伝えたいことの的を絞って簡潔にまとめられそう。

早速試してみよう。

 

この本に出会えたのはとても嬉しい。

そしてこの、2つの思考と2つの技術

他にも応用がききそうだ。

「ゼロベース思考」「仮説思考」「MECE(ミッシー)」「ロジックツリー」