本は成長と癒やしを与えてくれる

年間150冊の本を読む読書好きのブログ

GRIT

 
 
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【タイトル】
📕GRIT
平凡でも一流になれる「やり抜く力」

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【著者】
✏リンダ・キャプラン・セイラー
 ロビン・コヴァル
(訳)三木俊哉

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【キッカケ/目的】
📚年を重ねるにつれて、物事への熱中や、集中力が落ちてきていると思うことはないだろうか?
私は年のせいにしてしまっているが、何かに打ち込む、やりぬく、諦めない、努力、といった根気がなくなっている。

好きなことでも集中力が持続せず他に気が移ったり、諦めやすくなっていた。

自分でもこれではいけないと思っていた。

そんな自分にはこの本のタイトルGRIT(やり抜く力)はすごく興味がわいた。

この本を読んで多少でも自分に変化が現れればと期待し読んでみた。

 


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【内容】
📖
タイトルでもあるGRIT
・G:Guts(度胸)
困難に挑み、逆境にもたじろがない勇気。

・R:Resilience(復元力)
チャンスがあるかぎり、世界の果てまでそれを追いかける原動力

・I:lnitiative(自発性)
率先してものごとに取り組む能力

・T:Tenacity(執念)
どんなことがあっても目標に集中しつづける能力

偉大な成功者の共通点は恵まれた才能やIQではない。
上記GRITの四要素。これをもっていた。

この四要素をもとに、さまざまな成功事例が紹介されていて、各章毎の末尾にグリット養成法も書かれている。
とても前向きになれる内容となっている。

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【感想】
📝成功事例をみていると、生まれもっての才能も環境もハンデも関係なく、また、年齢も遅すぎるなんてことはない、ということを教えられて、とても前向きになれた。

なんにおいても、大きな成功を成し遂げられた人は、一握りの人達だけだとは思いながらもこのGRITの効果に期待してしまう。

今の時代、このGRITの四要素に関連する、努力、根性、ガッツという言葉は使うのも使われるのも敬遠しがちだが、なにかを人並み以上に成し遂げようと思うと、なくてはならない能力なんだ。

勝手ながら日本人はどちらかというと遺伝的に備わっていそうだ。発揮できるかは別だが。

 

 

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【学び/印象的な言葉】

💡かつて重視されたのは知性ですが、これからは『成果知性」をいかに評価するかが大事だと思います。どんな状況にあっても成果を見いだせる、一種の頭のよさですね」


スタモーリスにとって、成果知性はグリットに近い。プレッシャーの下でもやるべきこ
とを確実にやる能力、あるいは「困難に直面して打ちのめされても立ち直り、弱音を吐か
ない能力です。有能なリーダーは自分を他人の行為の被害者とはけっして思いません。人
のせいにせず、理屈をこねません。たいていは大胆不敵な人物です」

 

 

💡イディッシュの古い諺に、おおよそ次のような意味 のものがある。「夢を現実にしたければ、さっさと目を覚ますことだ」目標を定め、計画をつくり、方針を立て、課題を一つひとつクリアする ーそうした達成可能な願望の代わりに、「夢を追いかけよ」という薄っぺらな格言が幅を利かせることが多くなった。夢想家がまだ眠っているあいだに、実行家は早くもウイニングランを始めている。なぜなら、目を覚まして仕事に取りかかる分別があったから。

 

💡「人間の精神はとてつもなく強靭です」と彼は言う。「鍛錬すれば感情をコントロールし、ネガティブなものを取り除けるようになります。恐怖はネガティブな感情です。それに支配されるか、それともそれを克服するか、なのです」

 


💡目の前の問題を解決するのに何が必要かを特定する。それが手元にないツールやスキルなら、どうやって手に入れたらよいかを考える。このような方法をとることで、なじみのないことにチャレンジするのも怖くなくなる。「屈辱的な失敗が待っている」ではなく、「これは解決すべき課題だ」と思えるようになる。
・何が問題なのか?
・起こりうる最悪の事態はどのようなものか?
・最悪のシナリオは現実的か、それとも自分の見方(感情的反応)にすぎないのか?

 

💡固定思考の人は、自分たちの知性や才能は遺伝で決められていると考える。このような考え方の人は困難に直面すると、自分には何もできないと思い、しょせん遺伝子で決まるのだから、とあきらめてしまう。

クラスでトップの生徒でも、それが固定思考の持ち主なら、わからない問題に出合ったときに苦労する。自分にはこの問題を解く頭のよさがない、そう考えてしまうのだ。


ところが成長思考の人は、困難や逆境に直面してもあきらめない。一生懸命に取り組め
ば、集中して練習すれば、能力を高めることができると考える。だから障害にもめげない。
それは必ず克服できる課題なのだ。 ドゥエックによると、成長思考は「向学心を生み、何かをなし遂げるのに欠かせない復元力を育む。偉大な人々はほぼみんな、こうした資質をそなえていた」。

 


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【実践】
🏃30分余計にがんばる。

🏃安全地帯から抜け出してみる。

🏃後ろめたい喜びにおぼれてしまいそうになったら、立ち止まって三〇秒数える。 

 

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