自分のことは話すな(仕事と人間関係を劇的によくする技術)
作者:吉原珠央
出版社:幻冬舎
「自分のことは話すな」読了。
【内容】
「自分をわかってほしい」と思うことほど傲慢なことはない。
「雑談はいらない!」「自分の話はいらない!」「目の前の相手の話をしっかり聞
け!」
冒頭よりでてくる言葉がこの本で伝えたい事すべてを表している。
但し、雑談も全てにおいて否定しているわけではない。
相手の時間を奪う雑談はいらないと書いている。
時間を奪う雑談3つ。
1.相手から「もとめられていない話」
2.「○○であろう話」
3.「得のないムダ話」
又、相手に関心、興味をもち相手の話を聞くという事にもポイントをおいている。
これらについて、本人の経験を基に具体的な事例をあげて紹介している。
【感想】
この本を読んで振り返ってみると、つい自分のことを話してしまっていたとおもう。
相手の興味、関心あることなど関係なく、自分の話したいことを話てしまっていた。
雑談もそうだ。とりあえず間を埋めるような、お互いに得のない会話をしていた。
自分をわかって欲しいと思って話していたつもりではないけれど、この本を読むと
そうだったのかなと思い知らされる。
ただ今回この本を読んで気づく事ができてよかった。
相手の事を想い接する事が大切な事だと学ぶことができた。
これからは、相手に関心をもち、しっかり向き合って話を聞く。
ただ聞く(聞くふり上手)になるのではなく反応上手になる。
雑談に関しては個人いろいろ考え方はある。あまり意味を持たない雑談にもいい
面はあると思う。その場に応じていけばいいかな。
【実行する事】
・相手の名前を声に出し相手が話せるよう、答えやすい話題をふる。
・相手のことを3つは知ろうと意識して会話する。
・「紹介されやすい人の3つの言動の特徴」を意識する。
【印象的な言葉など】
1.「自分をわかってほしい」と思うことほど怠慢なことはない。
2.「自分をわかってほしい」 「話を聞いてほしい」といった気持ちが生じることはごく自然なことではありますが、現在は、「出会ったら、相手のことを3つは知ろう」を会話で実践しています。
t)私もこれからこの3つを知るを実践してみよう。
3.「私は」と、自分を主語にして話し始めるのではなく、相手の名前を声に出し(ほぼ強制的にでも)相手が話せるよう、答えやすい話題をふってみる
t)別の本にも書いてあった相手の名前を呼ぶのは効果的だと。
確かに名前を呼ばれて不快感はないし親近感がわく。
気にして相手の名前を呼ぶようにしてみよう。
4.主語が自分になっている状態で話し始めた回数が3回になったときは、一度、相手に話をふって、自身が話を聞く 立場へと強制的にスイッチしましょう。
t)相手に話をふられたときには、主語が自分になってしまうか
ら、聞かれたら聞き返すことを気にしておこう。
5.あなたが「自分の話を丁寧に受け止めてくれる人」かどうかを
判断しているにすぎませんから
t)間を埋めるための会話にならないように相手の話しをしっか
り聞いて受け止めよう。それを相手に伝えられるように、反
応するようにしなければ。
6.無意味な会話との違いは、ずばり目の前の相手のことを思いながら話す会話か否かなのです。
あなたが誰かと会話をしていて、「この人は、私としっかり向き合って話をしてくれている」と感じることができれば、それは雑談にはなりません
求められていない話」「○○であろう話」「得のないムダ話」の3つの雑談には、十分気をつけて会話を進めましょう。
t)雑談に関しては3つは気をつけるとして、ただ何気ない雑談も時には必要だと思うから。臨機応変に考えてみよう。
7.(紹介されやすい人の3つの言動の特徴)
①礼儀正しく 「わかりやすい」自己紹介ができる
相手よりも先に堂々と挨拶ができて、帰り際には「今日はお会いできて嬉しかったです!」「お時間を作ってくださってありがとうございました」と伝えられる人。
t)今まで会った人にお礼は言えていない。これは絶対やるべき
だと思った。必ずやろう。
②話のネタ選びが「健康的」である
体を鍛えているとか、アウトドアでのバーべキューが趣味だとか、書道や茶道を始めたいとか、合気道に興味があるなど、心身ともに健康そうで、好奇心があるかのように感じられる話のネタがあると、ストレス耐性があるとみなされて、安心感を与えやすく、仕事の紹介につながりやすい。「週に一度は泥酔するまで飲む」「週末はタ方まで死んだように寝て過ごす」などは、 実は笑い話にはならず、 内心は引いている人がほとんとなので気をつけよう。
t)年をとると病気の話しやあそこが痛い、ここが痛いとの話し
をよくする人がいるけど確かに聞いていて気分さがるもん
な。気をつけよ。
③清潔感をキーブする「余裕」がある人
不潔な感じや不摂生な印象を与えてしまう人もいる。 例えば洋服のシワ、ニットの毛玉や穴が目立つ人。歯や爪が汚れている人。バッグや財布の中がぐちゃぐちゃしている人。スマホの画面が手の脂でベトベトだったり、 激しく割れている人などど。
ファッションセンスがよいかそうでないかは関係なく、最低限、第一印象に気を配り、清潔感を意識し、洋服のシミやシワを取る、靴磨きなど、外出の準備をする余裕が持てる人かどうかが最大のポイント。
t)清潔感はやっぱり大事だし基本的な事なんだろうな。
他の本にも書いてあり今まで服装などには無頓着だったけど
少しづつ気にするようになった。
8.美容師やネイリストなど一人のお客様と長い時間、近い距離で仕事する人だちはお客様にふられた話や質問に対して、 まずは3秒以内に答えるという練習をしてみてください。
3秒以内に答えた後は、「お客様の場合は、どうですか?」と、同じ質問や、別の気の利いた質問で、相手に会話のバトンを返すのです。
「お客様との雑談を盛り上げなくては」「お客様は、プロである自分の話をたくさん聞きたいはず」「接客業だから会話を続ける雑談スキルが必要」などというのは、はっきりいって問違いです!
会話の長さよりも、仕事の速さと丁寧さ、そして温かいおもてなしでお客様を満足させることができれば、お客様の心が離れることはありません。
t)接客業ではないけど何故か参考になった。たぶんどんな人に
も気にしないといけない場面はあると思う。
9.人と会うときに自分のアピールをすることが失礼という考え方自体が間違いだったのです。
「アピール=図々しく自分を売り込む」という考え方が、かつての私にはありました
けれども、その公式を、「アピール=目の前の相手のニーズに合わせて、自分が貢献できることを示す」というふうに置き換えてみたのです。すると、自分のキャリアや経験について話すことへのためらいは、自然と消えていきました。
まず、「あなたのニーズに合った提案をさせていただくために、あなたのことを教えてください」という視点で質問をします。
そして、自分自身が相手にとって信用に値する人物だと感じてもらうのに必要なだけの自分の話(自分にできること)」を、詰め込みすぎずコンパクトに行うのがバランス的にベストといえます。
例えぼ、あなたの仕事がウェアデザイナーだとしましょう。
相手があなたに対して、自社のホームページ制作を依頼する場合、常に次のような疑問を抱いているはずです。
「具体的に何ができる人なの?」
「この人に任せるメリットは何?」
「どの程度の レベルなの?」
「料金はいくらかかるの?」
「製作期間はどのくらいかかるの?」
「信頼に値する実績を持っているの?」
「イメージをデザインに反映できる理解力やセンスがある人なの?」
「製作後のメンチナンスもお願いできの?」
仕事で誰かと出会うたび、相手があなたに対して懇切丁寧にこのような質問をしてくれるわけではありません。自ら積極的に、先回りして相手が知りたがっていることを説明していくこが求められます。
t)自分のアピールは「でしゃばり」「失礼」だと思っていた。
相手のニーズに応えられる能力があることをアピールするこ
とは良いことなんだ。但し相手がこの人で大丈夫なのかと心
配になる事、聞きたくなる事は事前に予測しておいて準備し
ておく事は必要だ。
10.まずは、「私は」 「私どもは」 ではなく、「〇〇さま (相手)は」という、 相手第一のフレーズで話し始めることを徹底してみましょう
相手の要望と、自分が持つ強みを結合させながら提案に持っていくことが重要なのです
t)ビジネスも自分達の商品売り込みではなく相手の立場になっ
て相手の話しを聞いてそれにあった話しを展開する必要があ
るな。
11.「会って10秒、3ステップ挨拶セット」を実行せよ。
「会って10秒・3ステップ挨拶セット」
ルール1~3の内容を、 全て相手よりも先に伝える
1.相手より先に「「○○さーん」と「さ」と「ん」の間を普段より1秒伸ばして明るく呼ぶ。
『あー田 中さーん、 お久しぶりです!」 「うわー、 小林さーん、こんにちは!」「鈴木せんせーい お元気ですか?」「ゆみこさーん、お疲れ様です!」
2.相手より先にボジティブなコメントをいう
「相変わらずお元気そうですね!」「お忙しそうでご活躍は伺っています!」「前にもましてだだならぬオーラが出ていますね!」「お会いできて嬉しいです!』「先週の食事会、本当に楽しかったです!」
3.相手より先に相手を気にかけていることがわかる質問をする
「今日はこれから、またご移動ですか?」 「連休のご旅行はいかがでしたか?」「お子様の入学式はいかがでしたか?」
「もう風邪は治りましたか?」
t)確かにこのように声を掛けられたら気分がいい。
早速やってみよう。
12.「聞くふり上手」より「反応上手」を目指そう
『反応」とは「3K(3つのK)」、つまり「感謝、感激、感動」に基づいて発する言動のことで、「共感」や「尊敬」などが軸となります。
t)聞くふり上手には絶対なりたくない。しっかり相手に関心
を寄せて反応をつけて相手に伝わるようにする。
【最後に】
これ全部できるようになった時、人付き合いどんな風になってい
るんだろう?今よりもっと楽しくなるんだろうな。
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