空飛ぶ木
【タイトル】
📕空飛ぶ木
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【著者】
✏ラフィク・シャミ
シリア出身のドイツ語作家。
これまでにも作品はしばしばベストセラーになっており20言語以上で翻訳されている。
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【キッカケ/目的】
📚いつもビジネス書や自己啓発本ばかり読んでいて、たまには小説でも読んでみようと思い、図書館をブラブラ。
気持ちはまだ若いというか子供なんだな。
現実的な話よりも非現実的で夢のあるものを探してしまう。
目についたこの本「空飛ぶ木」中をパラパラ。
お!短編の話がいくつか収録されている。これなら少しづつ読み切りで寝る前に少しづつ読み進められそうでいいな。
早速借りてきて読んでみた。
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【内容】
📖14の短編物語
メルヘン、寓話などさまざま収録。
短編集だからどこから読んでもOK
1.タマネギ
2.美しい声のファティマ
3.オオカミの皮を着た羊
4.地獄
5.パン屋といかさま師
6.黒い羊
7.そしてコオロギは鳴き続けた
8.監視人
9.南風
10.空飛ぶ木
11.ニンニク
12.さすらうネズミの最後の言葉
13.逆立ち鳥
14.吸血鬼とニンニクの真実
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【感想】
📝一話あたりが程よい長さで、一話読むのにそれほど時間はかからない。
それでいて物語はしっかりと構成されていて面白い!
私的にはタイトルにもなっている「空飛ぶ木」もいいけど「そしてコオロギは鳴き続けた」が好きかな。
動物や昆虫の話の中に見える人間の行動や思考、欲などに対してチクリと刺すメッセージが含まれているようにも感じる。
そう受け止めて読むと、余計に物語が深く感じられて引き込まれる。
ラフィク・シャミの他の作品が気になり早速図書館に何冊か予約した。
なんだか自分でもこんな短い物語を書いてみたくなった。
誰かに見せるわけでもなく、面白いかどうかも関係なく子供の時のように自由に想像を
働かせて、その空想の世界を描いている時間を楽しんで、そして書いて作品をつくる喜
びが得られればいいかな。
このラフィク・シャミという作家、日本でも有名なのだろうか?
誰かこの方の作品を読んでいる人やファンの方などいるのかな?
私はすっかり気にいった。どれだけの作品があるかも分からないけど、彼の作品を読んでみよう。
PS:玉ねぎを切ったときにでる涙の原因はこれだったのか。
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