父から子へ【人付き合いがうまくいくポイント】
いいかい、今もそうだけれど、これからも何かしら、人と関わって生きていかいないといけないんだ。
私たちは、人との繋がり、助け合いの中で生きているからね。
でも面識のない人に新たに関わる時や、新たな人達の輪の中に入るのは、少し抵抗があるよね。
私もそうだった。
でもね、二つのポイントさえ押さえておけば、嫌がられずに受け入れられるものなんだよ。
それは、礼節と笑顔なんだよ。
礼儀と節度ある行動、そして明るい笑顔は人を不快な気持ちにはさせないからね。
思い出してみて。
君たちはどんな人と一緒にいるときに、心地よさを感じたり、不快な気持ちになったするかな。
きっと社会のルール、マナーを守れる礼儀正しい人、笑顔で接してくる人に不快感を持たないはずだよ。
もしそういう人に不快感を抱いてしまうようなら、きっと君たちは心が疲れているんだと思う。
そんな時は一度我に返ったほうがいいね。
逆に君たちが礼節を守り、笑顔で接しているのに不快感を抱く人、そのグループは、君たちが居る場所ではない。
そこからはさっさと離れた方がいい。
挨拶、感謝、礼儀正しく。
良かれと思っても、やりすぎない、出しゃばらない、節度を持って。
否定ではなく肯定的な言葉でポジティブに明るく笑顔で。
なにも難しくはないはずだよ。
緊張して話せなくても、行動と笑顔はできるからね。
一度試してみると、この効果を実感するはずだよ。
私は年齢も異なるいくつものサークル活動などに参加しているけれど、どこも楽しく皆とうまく付き合っているよ。
とても居心地がよく良い仲間達だ。
これからもこの礼節と笑顔、これを大切にしながら新しい人達との出会いを楽しんでいくよ。
最後に人との会話がうまくいく魔法の言葉を伝えておくよ。
それは「あいうえお」と「さしすせそ」で覚えておける。
こんな言葉だ。
あ=ありがとうございます(感謝を込めて)
い=いいですね(褒める)
う=うらやましい
え=笑顔
お=おかげさまです(謙虚に)
さ=さすがです(褒める)
し=知らなかったです(知ってた相手を尊敬するように)
す=すごいですね(尊敬の眼差しで)
せ=センスがいいですね(褒める)
そ=そうなんですね(否定しない受け止める)
君たちもきっとできる。
人と関わり、助け合い、共に笑い、楽しい、良い人生を送ることを願っているよ。
父から子へ【幸福か不幸かは自分で決める】
いいかい、君たちが幸福か不幸かということは、まわりの人間や物、職業や環境によって決まるものではないよ。
自分の物事の感じ方、とらえ方によって決まるのだよ。
誰かや何かが君を幸せにするのではない。
誰かや何かが君を不幸にするのではない。
自分で自分を幸福にも不幸にもするのだよ。
よくコップに入った水をどう思うかという話があるよね。
コップにまだ半分も水がある、と思うのか、
コップにもう半分しか水がない、と思うのか。
君たちはどちらかな?
同じことをどう思うかを選択できるのなら、
前向きにポジティブに捉えたほうが気持ちがいいよね。
人生において成功=幸福と考えて、自分が特別な何かになろうとするけれど、これになれたら成功、幸せなどという職業は存在しない。
夢や目標とした職業に就けたら幸せ。就けなかったら不幸なんてことはない。
たとえ夢が叶えられなくても幸せに生きている人達はたくさんいる。
逆に夢が叶ったのに、お金持ちにもなれたのに、自分の人生を自分で終わらせてしまう人もいる。
大切なのは、何になるかではなく、どんな人間になりたいかなんだ。
どんな人間になるかは自分次第、自分でコントロールできるよね。
自分の感情は外からくるものではない。
また、幸福も外からくるものではない。
どちらも内側から、自分次第だよね。
幸福に似た言葉で、幸運という言葉がある。幸運は自分ではコントロールできるものではなく、外からくるものなんだ。
宝くじが当たるというのは幸運だよね。
だけど、それが幸福になるかどうかは関係ない。
実際に宝くじが当たって大金を手にした後、不幸な人生を送る人の話も聞くよ。
何度も言うけど、幸福は選択できる。
自分の感じ方一つなんだ。
好きな人や仲間と別れることになった。
悲しいよね。でも新たな出会いに期待が持てる新しい人達と付き合えると思ったらどうだろう。
嫌な体験をした、イラっとすることがあった、ついてない。でも誰かと話すときのネタができたと思ったらどうかな。
何で私だけこんなことやらされるの?みんなやってないのに!。でも逆にみんなやらせてもらえないのに、自分はやれる、やらせてもらえる!なんて思ったらどうだろう。
なんか良いことだらけの楽しい人生になれそうではないかな。
幸福になるか不幸になるかは自分次第だよね。分かってくれたかな。
君たちの人生が幸せなものになることを願っているよ。
父から子へ【働くということ】
いいかい、君たちもいずれ社会に出て働くようになるだろう。
社会に出て働くうえで大切なことはたくさんある。
そのうちの一つを伝えておくよ。
厳しいことだけど、ちゃんと理解してほしい。
職場でこんな言葉をつかう人がいる。
「私はがんばっている!」
「がんばってやることやっています!」
「私はがんばっているんです!」
語気を荒らげながら言うときもあるよ。
がんばっている、確かにその人はがんばっているよ。
でもね、みんなそうなんだよ。
会社から給与をもらって働く。
お客様からお金をもらって働く。
がんばるのは、当たり前のことなんだ。
お金を頂いて仕事をするのに、がんばらない人がいるほうが、おかしいのだよ。
仕事であれば、成果を求められる。
がんばるのは最低条件。
必要なのは成果、結果なんだ。
努力や頑張りは素晴らしいしことだし、しないよりしたほうがいい。
だけどね。
努力や頑張りは称賛には値するが評価には値しないんだ。
考えてみて。
君がお金を払ってお願いしたこと、注文したものが、提供されなかったり、期日に間に合わなかったらどう思う?
そのことに対して相手に確認したときに、「私は頑張った」「努力した」「やれるだけのことはやった」と相手に言われて納得できるかい?
きっとできないと思うよ。
だって依頼したことが果たされていないのだから。結果、成果がでていないのだから。
これは会社でも同じだよ。
会社は利益を得るために従業員を雇用している。給与としてお金を払って仕事をしてもらう。
必要なのは結果であり成果だよね。
利益より従業員への支払いの方が多いようでは会社は経営が成りたたない。
だから社員として働く人達は、一人一人が自分が貰う給与以上の利益を得るよう、成果を挙げないといけないんだよ。
簡単のようだけど意外と意識して仕事をしている人は少ない。
逆にそれを意識して仕事をしている人は、他の人達よりも早く昇進している。
私は部下の人達、若い人達によく話すことだけど、自分が経営者、株主になったつもりで仕事をしてごらんとね。
そうすると、仕事の見方、向き合い方が変わってくるはずだよ。
君たちはどうするべきかは、分かるよね。
時間の「投資」「消費」「浪費」
皆さんは「時間」をどのように考え、どのように使っていますか?
私は「時間」も「お金」と同じように、その使い方には3つに分けられるとおもいます。
その3つとは。
「投資」「消費」「浪費」です。
先ずはイメージしやすいようにお金で確認してみましょう。
「投資」とは将来得る利益に対してお金を使うこと。
高価なものを買うときに、投資だと言う人もいますが、時計、車、家、これらは自分が使用するだけでは、利益は生まれません。
だから投資とはいえません。
人に貸したりなどして、直接利益を生むのなら投資と言えるでしょう。
また、直接的な利益につながらなくとも、利益をえるための活動上必要なものであれば、投資の対象になります。
「消費」とは生活費など、生きていくうえで必要なことにお金を使うこと。
家賃、光熱費、食費、生活必需品、など。
翌日、翌週、元気に働くためのストレス解消も今は大事な消費かもしれません。限度もありますが。
「浪費」とは、要は無駄遣い。
人により無駄かどうかは違いがあるだろうけども、それがなくても生きていけるもの。
コレクション収集、嗜好品、遊びなど。
生活に必要でもなく将来の利益にもならないもの。
なんとなくイメージできたでしょうか?
これを時間にあてはめてみる。
「投資」とは将来得る利益・成長に対して時間を使うこと。
時給、月給、サービスに対する対価を得るのは自分の時間を切売りして換金しているようなもの。
投資は、今は換金できないし、成果が現れないが、将来、自分を助ける能力や富を運んでくれることに時間を使うこと。
学び、読書、経験、出会い、など形はさまざま。ただそこに今日の自分より成長しているのかがポイントになります。
「消費」は生活など、生きていくうえで必要なことに時間を使うこと。
生活費を稼ぐ労働、食事、睡眠など。
お金の時と同じく、ストレス解消の時間も今は大事な消費かもしれません。
どれも、それらに費やす時間も人それぞれでしょうが、一般的な平均所要時間としてください。
「浪費」は、時間の無駄遣い。
これは、ストレス解消だと言われれば、それまでですが、TV鑑賞、スマホ、晩酌、飲み会など。
将来の利益、自己成長にもつながらず、生活に不可欠なものでもないことに使う時間。
時間をどのように使うかは自分次第。
時間がないと言ってしまえばそれまで。
しかし時間はつくれます。
学びに時間を割くことで、結果、効率的に物事を進められるようになったり、作業時間が短縮されたりと時間が時間を生むことだってできます。
限りある時間をどう使うかで将来が変わってくるのではないでしょうか?
時間の投資には損失というものはなく、プラスになることはあってもリスクはありません。
マイナス面をみるとすれば、遊ぶ時間が削られることくらいです。
私は、お金の投資も続けていますが、時間の投資もしています。
少しずつですが、両方とも私に恵みを与えてくれています。
時間は有限、買うことはできません。
過ぎた時間は取り戻せません。
どう使いますか?
何をしますか?
あの人に聞かせてやりたいこの言葉。鬼滅の刃「無限列車編」より。
話題になった人気アニメ鬼滅の刃の映画「無限列車編」がTVで放映された。
どんなものかと観てみたが、やはり人気のある作品だと納得。
大人でも感動するのがわかる。
この映画でのワンシーンにとても印象的なセリフがあった。
それは鬼を退治する「柱」と呼ばれる人物、煉獄杏寿郎の子供の頃の回想シーン。
子供の頃に母親から言われた言葉。
「生まれついて人よりも多くの才に恵まれた者は、その力を世のため人のために使わなければいけません。
天から賜れし力で人を傷つけること、私腹を肥やすことは許されません。
弱き人を助けることは強く生まれた者の責務です。
責任を持って果たさなければならない使命なのです。」
才能、力を持つ者は私利私欲のために、その力を使うのではなく誰かのために、弱き人を守るために使いなさい、というこの言葉に胸を打たれた。
録画していたから、何度も繰り返し観てメモまで取った。
名言に浸りながらも映画はクライマックスを迎え終了。
この物語の続きがもっと見たくて、子供が持っている漫画を一気読みしたい気持ちでいっぱいではあったけど、休日の恒例行事である翌週の食品買い出しへ行かなくては。
後ろ髪を引かれる思いだが、いざスーパーへ。
そこで見た光景が、先程の名言が心に突き刺さっている状況な時なだけに、とても違和感を感じた。
それは、店舗入口付近に設けられた、おもいやり駐車場(体の不自由な人が利用するためのスペース)に堂々と駐車する車を見たのだ。
なかなか高そうな車。
そこから颯爽と降りてきた運転手である1人の女性。
どう見ても健康そのもの、綺麗な服を着て、お金持ちの様子。
冨を得て、他の人達に比べ自分は偉い、特別な存在だと思い込んでしまっているのか、おもいやり駐車場が何のために設けられているのか知らないのか(多分それはない)。
他人への優しさ、配慮を忘れてしまっている、あの人に煉獄杏寿郎の母が言ったあの言葉を教えてあげたい。
そう思った。
駆け寄って煉獄杏寿郎の母はこう言いました!なんて言おうものなら私の方が痛い変な人だと思われる。
肩書きや経済力があるからといって、なにをしても良いわけでもない。
それどころか、弱き人がいれば、その力になるのが理想。
ただそうはいっても、なかなかできないかもしれない。
余計なおせっかいだと逆に迷惑になることもあるし。
だけど、せめて、自己中心的な振る舞いや、周りの迷惑になる行動は慎むべきではないかな。
鬼滅の刃の映画「無限列車編」を観ると、誰かのために生きる。誰かを守るという強さを教えられる。
あの場所に車を止めた、あの女性に「無限列車編」を見せてあげたい。
煉獄杏寿郎の母の言葉を聞かしてあげたい。
弱き人を助けることは強く生まれた者の責務です。
通勤時間は聴く読書
通勤の運転している時間はとても時間の無駄だとおもっていた。
何かこの時間を有効に使えないか考えていた。運転に集中しないと危険だから、他事なんてできないし。
そこで思いついたのが、聴く読書。
最近はオーディオブックの購入やサブスクなんかもある。
でも、すでにKindleUnlimitedのサブスクを利用しているから、これ以上お金をかけるにも抵抗があるし、小遣いにも限界が。
ではどうするか?
Kindle本を、スマホのアシスト機能、自動読み上げを使ってみようと試した。
先ずは普段使いのAndroidスマホで試してみた。結果、ページが自動的にめくられなくて断念。設定でなんとかなるのかも知れないが、わからない。
次にタブレットで使用している、IPadminiで試したところ、ページも自動的にめくられて上手くいった。
読み上げ速度も調整。
IPadminiを車のBluetoothに接続して準備OK。
聴く読書スタート。
往復1時間半〜2時間の通勤時間が学びの時間に変わった。
音楽を聴き流すのと変わらないから、運転にも支障ないし成功だ。
何冊か聴いてみて感じたことは、ビジネス書より小説の方が合うかな。
聴き逃しがあっても、ストーリーの流れで内容が理解できればいいし。
ビジネス書のように参考になる場所をメモしたり、読み返したりすることもないから、聴き流すには小説かな。
しかし、ビジネス書も1度、音として聴いてから本の文字を読むと、情報が入っているだけに、すごく頭に入ってきやすくなるし、記憶に残りやすくなった。
時間は有限、同じ24時間も使い方次第。
時間がないというのは簡単。
できない理由を時間のせいにして正当化して納得することもできる。
でも逆に有効に使えば、限られた時間でも人より多くのことができる。
それは人より多く人生を楽しめることになると思う。
私にとってこの通勤運転時間の聴く読書は、何もできない無駄な時間を有効に使える画期的なアイデアだった。
これまで週に2〜3冊の読書量だったけど、今はその倍にはなっている。
それだけ、自己成長につなげてる。
人生を楽しんでいるということだ。
通勤時間を持て余している方。
聴く読書、1度試してみてはいかがでしょうか?
時間は平等で価値あるもの
時間は誰しにも与えられた平等で有限なもの。
1日24時間、これは男女、大人子供、国籍、貧富、関係なく平等です。
誰かが特別増やせるものではありません。
お金をだせば1日が25時間になることもありません。
これは日本人に与えられた平均的な生涯時間です。
日本人の平均寿命。
女性は87歳。
男性は81歳
男女平均84歳。
84歳×365日×24時間=735,840時間
いかがでしょうか?
こんなにもある!と思うのか。
これだけしかない!と思うのかは人次第。
私は数字に出してみたら、これだけか!と感じました。
おまけに、もう半分超使ってる。
まずい、まずい、とあせってしまいました。
例えば趣味や仕事、夢、何かに向けて道を極めたいと思うとき、1万時間の法則で考えると、生涯時間の7分の1も必要になることになる。
これは大きい!
そして今の自分の年齢から、残された時間から考えると余計に時間の有限さを感じるのではないでしょうか。
1万時間の法則とは、ある分野のエキスパートになるには1万時間の練習・努力・勉強が必要だという理論。
1万時間の努力がなければ一流にはなれないとする理論です。
また、お金に換算しても考えてみましょう。
例えば、学生卒業の22歳から定年退職の65歳まで45年間、年間最高労働日数260日、1日の内、8時間勤務して通勤往復2時間、睡眠7時間として空き時間は。
45×260×(24−8−2−7)=81,900時間
休日分
45×105×(24−7)=80,325時間
これを全国平均最低賃金に×てみましょう。
最低賃金、全国平均930円
(81,900時間+80,325時間)×930円=150,869,250円
なんと!1億5千万!
もちろん労働時間と睡眠時間を引いた、全ての時間を労働単価にした場合ですから極端ですけどね。
ただこれからも分かるように、時間はお金に変えられるということです。
お金で時間は買えません。
こうして数字にしてみると、時間の有限性や価値といったものが改めて感じられるのではないでしょうか?
この時間というものを、どう使うかは自分次第。
今このときも時間は過ぎています。
趣味、休息、ゲーム、遊び、勉強、仕事、
さて、どう過ごしましょう。